4月26日と27日の2日間,台湾の国立台湾大学で開催された「River Flood Warning and Simulation Technology Workshop (RFWST)」に参加し,初日には清水が「Computational Challenges in River Morphodynamics by iRIC 」と題する招待講演を行い,iRICの概要と実河川への適用例の紹介を行いました.
2日目には「iRIC training session」ということで国立台湾大学の教員,大学院生,台湾コンサルタント会社や電力会社の技術職員約30名を対象に,寒地土木研究所の阿部主任研究員が講師を行い,iRIC-Nays2dFloodの使用法の講習会を実施しました.講習会自体は短い時間でしたが,地形標高データーから計算用の格子作成,河川流入点の設定,計算条件の設定などを行い,計算の実施および計算結果の表示までの一連の演習を行いました.iRICは昨年リリースされたバージョン4を使用しましたが,機能が充実している反面,多機能=選択肢が多いという傾向から講習時間に余裕が無かった感じもありましたが全体的には予想以上の理解度だったようです.
ワークショップに参加していた他大学の先生方からも次回の実施要望を頂くなど大変好評でした.
ワークショップの様子はこちらに
iRIC講習会の様子はこちらでご覧いただけます.
また,
今回の一連の行事は台湾経済新聞にも掲載されました.