本 Appendix では,地図上の位置情報から
解析に使用すべき EPSG
コードを確実に決定する方法を説明する。
この方法は,
など,世界中どこでも同じ手順で適用可能である。
GIS の事前知識は不要である。
次のような場合に,本 Appendix を参照する。
河川解析,氾濫解析,DEM を用いた数値解析では,
世界中で最も一般的に使われている平面座標系が,
である。
Google Maps などの地図サービスを用いて,
対象地点の 緯度・経度を 1 点だけ確認する。
例:
緯度:12.88°
経度:102.06°
この後に重要なのは,経度のみである。
UTM 座標系では,地球を
経度 6° ごとに分割し,Zone 1 ~ 60
に割り当てている。
ゾーン番号は,次の 世界共通の式で機械的に決まる。
UTM ゾーン番号 = floor((経度 + 180) / 6) + 1
例:
(102.06 + 180) / 6 = 47.01
floor(47.01) = 47
47 + 1 = 48
結果:
この規則は,世界中どこでも例外なく成り立つ。
次に,緯度の符号を見る。
例:
緯度 12.88° → 北半球
結果:
WGS84 を基準とする UTM 座標系では,
EPSG コードは次の 単純な規則で決まる。
EPSG = 32600 + UTM ゾーン番号
EPSG = 32700 + UTM ゾーン番号
条件:
測地基準 :WGS84
UTM ゾーン :48
半球 :北半球
計算:
EPSG = 32600 + 48
= 32648
最終的に用いる座標系は次のとおりである。
WGS84 / UTM Zone 48N
EPSG:32648
EPSG:4326 は,緯度・経度による座標系であり,
である。
これは,
には適しているが,
には 適していない。
そのため,DEM を用いた解析では
EPSG:4326 を使用してはいけない。
手順は次の 4 つだけである。
(経度 + 180) / 6 で UTM ゾーン番号を求めるEPSG = 32600 + ゾーン番号EPSG = 32700 + ゾーン番号この手順に従えば,
世界中どこでも必ず正しい EPSG コードに到達できる。
End of Appendix A