2. 降雨データセットの作成

RRIで流出・氾濫計算を行うためには、対象流域の対象期間の降雨データセットが必要になります。 降雨データセットは、計算対象流域は包括するデータで、対象期間(例えば、2020年7月2日 20:00から2020年7月4日 10:00まで)、一定時間間隔(例えば、1時間間隔)の降雨強度のデータです。 降雨強度のデータは、観測、予測含め様々なデータが気象庁で作成され配信されています。また、研究者によっては個別にメソスケールモデル等を利用した降雨データを作成していることと想像されます。 いずれのデータを利用しても良いのですが、RRIの計算に以下の形式の降雨データ必要となります。

図 5 降雨データのフォーマット ヘッダー行は、time(sec) ncols nrows でtime分繰り返しになります。 メッシュサイズは同一である必要があります。

RRI on iRICでは、解析雨量データを用いて計算することを想定しています。