こんにちは。
Nays2DHにより貯水池上流部における背水計算を実施し、令和元年東日本台風の検証を行っております。
境界条件としては、実測データより、モデル最下流のダムサイト水位、モデル最上流の流入量を設定するものです。
マニュアルに従い、背景画像(航空写真)より読み取れる低水路の中心位置を設定し、格子作成を試みましたが、対象河川が右に左に蛇行しているため、格子の分割が難しく、隣合う格子のサイズにどうしても大きな違いが生じてしまい(添付ファイルex2参照)、計算しても途中で解析が止まってしまいます。
低水路の中心位置は無視し、河川の中心に設定を行えば、格子サイズもきれいな形状となり(先に問合せさせて頂いた「計算結果の出力方法について」添付ファイルex1参照)、解析も途中で止まることなく終了に至るのですが、後者とした場合は解析結果に大きな影響は生じてしまうのでしょうか?
ちなみに、評価対象は、流入量が最大となる54000秒(15時間)時点であり、低水路部分を流れような解析初期の結果は必要ありません。
宜しくお願い致します。
コメント
格子生成アルゴリズムに「河川測量データから生成」を利用されている場合、中心(点)線の位置によって生成される格子が異なります。
格子が異なると当然ですが、計算結果も異なります。
iRICではその補間に河道中心点(線)の位置を利用しています。ただし、正しい中心点(線)なんてものはありません。利用できる横断測量データおよび現地状況を踏まえ位置設定していく他ないのが実情です。横断測量データは、測線間のデータがすっぽり抜け落ちているためです。。。
上記をうまく調整していただき、格子をうまく作っていただくしかないです。
地形データとして、横断測量データを利用していたとしても必ずしも「河川測量データから生成」を利用する必要はありません。
「折れ線と格子幅から生成」など他の格子生成アルゴリズムも利用することができます。
ここはやや職人技的なところがありますので、試行錯誤しながらいろいろな格子生成アルゴリズムを使ってみてください。