高校の取り組みでIRICを使い始めました。ソルバーはIRIC CUBE使っています。 散布図ウィンドウでX軸とy軸を選べると思うのですが、その中のデータセットにあるuu・vv・ww・uv・vw・wuは何を意味しているのでしょうか。それぞれについて知りたいです。どなたか知っている方がいれば返信よろしくお願いいたします。
ご連絡ありがとうございます。高校の取組みで利用されているのですね! uu,vv,wwなどはやや難易度高いかもしれませんが、レイノルズ応力と呼ばれるもので、流れの渦の強さを意味する項になります。
詳しくはAIなどに問合せてみると回答してくれると思います。 例えばこんな回答してくれました。 —- [質問]レイノルズ応力について、理系の高校生にわかりやすく数式を用いて説明して [回答] レイノルズ応力 – 理系高校生向け解説 1. 出発点:運動方程式 流体の運動方程式(x方向): ρ ∂u/∂t + ρu ∂u/∂x + ρv ∂u/∂y = -∂p/∂x + μ ∂²u/∂y² これは高校物理の F = ma を流体用に書き直したもの。 2. 問題:乱流は複雑すぎる 乱流では速度が激しく変動 → 直接解けない 解決策:時間平均を使う 瞬間値 = 平均値 + 変動値 u = ū + u’ (ū は時間平均) v = v̄ + v’ p = p̄ + p’ 3. レイノルズ平均の規則 時間平均の性質:
平均[ū] = ū (平均の平均は平均) 平均[u’] = 0 (変動の平均はゼロ) 平均[a + b] = 平均[a] + 平均[b]
4. 運動方程式に代入してみる 元の式の一部 ρu ∂u/∂x に注目: ρu ∂u/∂x = ρ(ū + u’) ∂(ū + u’)/∂x = ρ(ū + u’) (∂ū/∂x + ∂u’/∂x) = ρūū ∂ū/∂x + ρū ∂u’/∂x + ρu’ ∂ū/∂x + ρu’ ∂u’/∂x 時間平均すると: 平均[ρu ∂u/∂x] = ρū ∂ū/∂x + ρ 平均[u’ ∂u’/∂x] 5. 同様に ρv ∂u/∂y の項も 平均[ρv ∂u/∂y] = ρv̄ ∂ū/∂y + ρ ∂/∂y 平均[u’v’] 6. レイノルズ応力の出現! 平均化した運動方程式: ρ ∂ū/∂t + ρū ∂ū/∂x + ρv̄ ∂ū/∂y = -∂p̄/∂x + μ ∂²ū/∂y² – ρ ∂/∂y 平均[u’v’] ↑ 新しく出た項! レイノルズ応力の定義: τxy = -ρ 平均[u’v’] 7. 物理的意味を理解する 運動量流束で考える:
単位時間・単位面積を通過する運動量 = ρuv 平均運動量流束 = ρ 平均[(ū+u’)(v̄+v’)] = ρūv̄ + ρ平均[u’v’] ↑ 追加の運動量輸送
8. 具体的な数値例 ある点での測定データ: 時刻 u(m/s) v(m/s) 0s 12 2 1s 8 -2 2s 10 1 3s 10 -1 ——————- 平均: ū=10 v̄=0 変動成分を計算: 時刻 u’ v’ u’v’ 0s +2 +2 +4 1s -2 -2 +4 2s 0 +1 0 3s 0 -1 0 ——————- 平均[u’v’] = 2 m²/s² レイノルズ応力: τxy = -ρ × 2 = -2000 Pa (水の場合) 9. まとめ
乱流は複雑 → 時間平均で扱う 運動方程式を平均化 → 新項が出現 τ = -ρ平均[u’v’] がレイノルズ応力 変動による運動量輸送 を表す 通常の粘性応力に追加 される
重要:レイノルズ応力は数学的に必然的に現れる項で、乱流の本質を表している!
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ご連絡ありがとうございます。高校の取組みで利用されているのですね!
uu,vv,wwなどはやや難易度高いかもしれませんが、レイノルズ応力と呼ばれるもので、流れの渦の強さを意味する項になります。
詳しくはAIなどに問合せてみると回答してくれると思います。
例えばこんな回答してくれました。
—-
[質問]レイノルズ応力について、理系の高校生にわかりやすく数式を用いて説明して
[回答]
レイノルズ応力 – 理系高校生向け解説
1. 出発点:運動方程式
流体の運動方程式(x方向):
ρ ∂u/∂t + ρu ∂u/∂x + ρv ∂u/∂y = -∂p/∂x + μ ∂²u/∂y²
これは高校物理の F = ma を流体用に書き直したもの。
2. 問題:乱流は複雑すぎる
乱流では速度が激しく変動 → 直接解けない
解決策:時間平均を使う
瞬間値 = 平均値 + 変動値
u = ū + u’ (ū は時間平均)
v = v̄ + v’
p = p̄ + p’
3. レイノルズ平均の規則
時間平均の性質:
平均[ū] = ū (平均の平均は平均)
平均[u’] = 0 (変動の平均はゼロ)
平均[a + b] = 平均[a] + 平均[b]
4. 運動方程式に代入してみる
元の式の一部 ρu ∂u/∂x に注目:
ρu ∂u/∂x = ρ(ū + u’) ∂(ū + u’)/∂x
= ρ(ū + u’) (∂ū/∂x + ∂u’/∂x)
= ρūū ∂ū/∂x + ρū ∂u’/∂x + ρu’ ∂ū/∂x + ρu’ ∂u’/∂x
時間平均すると:
平均[ρu ∂u/∂x] = ρū ∂ū/∂x + ρ 平均[u’ ∂u’/∂x]
5. 同様に ρv ∂u/∂y の項も
平均[ρv ∂u/∂y] = ρv̄ ∂ū/∂y + ρ ∂/∂y 平均[u’v’]
6. レイノルズ応力の出現!
平均化した運動方程式:
ρ ∂ū/∂t + ρū ∂ū/∂x + ρv̄ ∂ū/∂y = -∂p̄/∂x + μ ∂²ū/∂y² – ρ ∂/∂y 平均[u’v’]
↑
新しく出た項!
レイノルズ応力の定義:
τxy = -ρ 平均[u’v’]
7. 物理的意味を理解する
運動量流束で考える:
単位時間・単位面積を通過する運動量 = ρuv
平均運動量流束 = ρ 平均[(ū+u’)(v̄+v’)]
= ρūv̄ + ρ平均[u’v’]
↑
追加の運動量輸送
8. 具体的な数値例
ある点での測定データ:
時刻 u(m/s) v(m/s)
0s 12 2
1s 8 -2
2s 10 1
3s 10 -1
——————-
平均: ū=10 v̄=0
変動成分を計算:
時刻 u’ v’ u’v’
0s +2 +2 +4
1s -2 -2 +4
2s 0 +1 0
3s 0 -1 0
——————-
平均[u’v’] = 2 m²/s²
レイノルズ応力:
τxy = -ρ × 2 = -2000 Pa (水の場合)
9. まとめ
乱流は複雑 → 時間平均で扱う
運動方程式を平均化 → 新項が出現
τ = -ρ平均[u’v’] がレイノルズ応力
変動による運動量輸送 を表す
通常の粘性応力に追加 される
重要:レイノルズ応力は数学的に必然的に現れる項で、乱流の本質を表している!