写真の赤で囲んだところ(桂川と淀川の合流点付近、木津川と淀川の合流点付近)を結合させる方法がわかりません。 この地形高は横断測量データから作っています。
質問なのか、何を聞きたいのかわかりません。 何を結合させたいのでしょうか、格子?横断測量データ?
そもそもNays2DHは1本の支川までしか合流を考慮できないので、添付の箇所のように3本の合流している箇所は計算できないと思います。
申し訳ございません。質問です。 Nays2DHが1本の支川までしか合流することができないことについて承知致しました。 改めまして、横断測量データと横断測量データを結合させる方法を教えていただきたいです。 よろしくお願いいたします。
手順を録画しましたので参考にしてみてください。 https://i-ric.org/webadmin/wp-content/uploads/2024/11/merge_cross_section.mp4
横断測量データ同士をそのままiRIC上で結合する方法はないので以下の手順で地形データを結合しています(1,2は動画外)。
1. 横断測量データのインポート 2. 中央線の調整 3. 横断測量データから点群データの作成 4. 点群データのラップ部分の削除(採用したい方の点群を残します) 5. 点群データのマージ ・動画冒頭で確認しているのは背景格子(横断測量データを補完する際の解像度)の設定です。高いほど密な点群が作成されるので横断側線から出力される点群が疎な場合は調整してみてください。
以下、添付画像を見て感じた補足です。 ・合流点の堤防部分はうまくいかない可能性もあるので、低水路部だけ横断測量データを用いて、地上部分はDEM5Aなどの地形データをつかうとより正確な地形を作れるかと思います。 ・添付画像を見たところ河道中心線的に補完がうまくいかなさそうな感じがします。横断測量データのプロパティから背景色(コンター)を表示できるので、それをみながら補完で河道が形成されるように中心線の設定をしたほうがよいです。 ・赤丸の合流箇所では補完の影響で河道を横切るような地形になる可能性があります。(陸地から陸地のデータが河道を横切るように補完されるため)その場合、桂川、木津川の横断測量データの下流端に仮想の断面を追加してそのデータを使用するなどの工夫をするとよいかと思います。やり方はiRICのマニュアルを読んでみてください。
最後に参考資料です。
iRIC講習会(初級)測量データに近い格子地形をつくるには? https://youtu.be/HJWkfYrp2Y4?si=5i2Hcl4qXAn8lDNh iRIC Nays2DH Confluence https://youtu.be/v_90c11lP24?si=S23958v-IJ6SlVLW 【iRIC】横断測量データの河川中心線とは・エクスポートする方法 https://qiita.com/starfieldKt/items/116d9cb43e48fddc7132 iRICで複数の点群データを扱う際の注意点 https://qiita.com/starfieldKt/items/1001c39610d064af8765 iRIC User’s manual > プリプロセッサー > 地理情報 > 点群データ編集機能 https://iric-gui-user-manual.readthedocs.io/ja/v4_jp/04/04/02_pointcloud_data.html iRIC User’s manual > プリプロセッサー > 地理情報 > 横断測量データ編集機能 https://iric-gui-user-manual.readthedocs.io/ja/v4_jp/04/04/03_riv_data.html
追伸 質問の内容がiRICの機能に関するものだったのでフォーラムカテゴリをNays2DHから一般にこちらで変更しました。
丁寧な解説ありがとうございます。助かります。 頂いた資料、解説動画等を参考しながら取り組んでいきたいと思います。
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質問なのか、何を聞きたいのかわかりません。
何を結合させたいのでしょうか、格子?横断測量データ?
そもそもNays2DHは1本の支川までしか合流を考慮できないので、添付の箇所のように3本の合流している箇所は計算できないと思います。
申し訳ございません。質問です。
Nays2DHが1本の支川までしか合流することができないことについて承知致しました。
改めまして、横断測量データと横断測量データを結合させる方法を教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
手順を録画しましたので参考にしてみてください。
https://i-ric.org/webadmin/wp-content/uploads/2024/11/merge_cross_section.mp4
横断測量データ同士をそのままiRIC上で結合する方法はないので以下の手順で地形データを結合しています(1,2は動画外)。
1. 横断測量データのインポート
2. 中央線の調整
3. 横断測量データから点群データの作成
4. 点群データのラップ部分の削除(採用したい方の点群を残します)
5. 点群データのマージ
・動画冒頭で確認しているのは背景格子(横断測量データを補完する際の解像度)の設定です。高いほど密な点群が作成されるので横断側線から出力される点群が疎な場合は調整してみてください。
以下、添付画像を見て感じた補足です。
・合流点の堤防部分はうまくいかない可能性もあるので、低水路部だけ横断測量データを用いて、地上部分はDEM5Aなどの地形データをつかうとより正確な地形を作れるかと思います。
・添付画像を見たところ河道中心線的に補完がうまくいかなさそうな感じがします。横断測量データのプロパティから背景色(コンター)を表示できるので、それをみながら補完で河道が形成されるように中心線の設定をしたほうがよいです。
・赤丸の合流箇所では補完の影響で河道を横切るような地形になる可能性があります。(陸地から陸地のデータが河道を横切るように補完されるため)その場合、桂川、木津川の横断測量データの下流端に仮想の断面を追加してそのデータを使用するなどの工夫をするとよいかと思います。やり方はiRICのマニュアルを読んでみてください。
最後に参考資料です。
iRIC講習会(初級)測量データに近い格子地形をつくるには?
https://youtu.be/HJWkfYrp2Y4?si=5i2Hcl4qXAn8lDNh
iRIC Nays2DH Confluence
https://youtu.be/v_90c11lP24?si=S23958v-IJ6SlVLW
【iRIC】横断測量データの河川中心線とは・エクスポートする方法
https://qiita.com/starfieldKt/items/116d9cb43e48fddc7132
iRICで複数の点群データを扱う際の注意点
https://qiita.com/starfieldKt/items/1001c39610d064af8765
iRIC User’s manual > プリプロセッサー > 地理情報 > 点群データ編集機能
https://iric-gui-user-manual.readthedocs.io/ja/v4_jp/04/04/02_pointcloud_data.html
iRIC User’s manual > プリプロセッサー > 地理情報 > 横断測量データ編集機能
https://iric-gui-user-manual.readthedocs.io/ja/v4_jp/04/04/03_riv_data.html
追伸
質問の内容がiRICの機能に関するものだったのでフォーラムカテゴリをNays2DHから一般にこちらで変更しました。
丁寧な解説ありがとうございます。助かります。
頂いた資料、解説動画等を参考しながら取り組んでいきたいと思います。