河川地形を自分たちで測量し、その結果を地形高として計算に利用しようとしています。格子生成条件には「折れ線と格子幅から作成」を使用しています。格子生成後の格子に地形高をマッピングして、横断面を確認したところ格子の値はインポートした地形高が反映されていました。しかし、水理計算を行った結果ではElevation(m)の部分が格子の値と異なる値になってしまいます。水理計算を行う計算条件の中の一つの河床変動は無効で行っています。格子にマッピングされた地形高は計算過程でElevation(m)にどのように反映されているのでしょうか。また、Elevation(m)を(input)地形高(m)のままにすることは出来ますか。
コメント
s211676t様
入力格子と計算結果で地形高が異なるのは以下の理由です。
iRIC HP よくある質問(https://i-ric.org/help/faq/)より
——————————————————————————
Q.
読み込みデータと出力データの形状が違います。
A.
nays2dhやnays2dfloodでは以下のように計算・出力されています。
1.初期条件のマッピングでは、格子点に標高がマッピングされる。
2.計算時は、セル中央の平均値(周囲の4つの格子点の平均)として計算される。
3.結果出力時は、格子点の周囲の4つのセル中央値の平均値として、格子点に出力される。
詳細は、以下のTipsを参照してください。
https://i-ric.org/download/iric-notes/
——————————————————————————
入力格子のまま計算を行うのは上記の理由により無理です。
ですが、格子を細かくすることで多少元の地形のまま計算を行うことができます。
2024/11/26 18:16 追記
この手の質問が多いので記事にしました。
https://qiita.com/starfieldKt/items/2d471df1c67f3ca89aed
KeitaHoshino様
ご返信ありがとうございます.
記事も参考にさせていただき,理解が深まりました.
ありがとうございます.