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フォーラム

橋脚周りの河床変動計算

  • 2023年10月16日
  • UC-1h

NaysCUBEで橋脚周りの河床変動計算を行おうとしています。
平面的な計算格子幅は、橋脚の1/2程度とし鉛直方向に3分割して計算を実施していますが、
計算が途中で発散してしまい結果が得られず困っています。
流量と起算水位を時系列で与えているため、水際の変動がある場合や橋脚前面の洗掘深が大きい場合に、計算が安定しないようなのですが、計算条件や解析スキームを変えてみたりしたのですが、どの項目が最も効くのかわかりません。
うまく発散しないように調整する基本的な方法はありますか?

コメント

  1. Ichiro より:

    御返事が遅くなりまして,もうし訳ありません.
    橋脚の計算では,初期条件の流れ場が連続式を満たしていないため,計算初期に不安定が起きやすいです.このため,次の方法が考えられます.
    1.計算条件の「上流端流量と下流単水位」のタグで,「流量すりつけ」を選択する.これは,初期の流量を小さくし,ある一定時間をかけて徐々に流量を目的流量に近づけることで,初期の不安定性を回避するものです.初期流量を目的流量の10%ぐらい,時間はスケールにもよりますが,水路長/平均流速ぐらいが適当と思われます.
    2.スキームを一次風上,乱流モデルを標準型k-eに変更する.必要なら,この計算結果を用いて半ホットスタート計算とし,次はスキーム,乱流モデルの次数を挙げる.
    3.「時間に関する設定」で,「水面変動計算開始時刻」,「河床変動計算開始時刻」を0とせず,ある程度の時間(2-10秒ぐらい)を設定し,初期不安定を回避する.

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