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逆流が起こってしまう

  • 2025年02月04日
  • Iwao.M

河床変動解析をした結果、逆流が起こってしまいます。

添付ファイルの解析の前に、同じ断面で下流側に少し河道延長を伸ばしたパターンで解析した場合では上手く計算ができたのですが、河道を少し短くした添付ファイルでは、上流と下流が入れ替わったような形になり困惑しています。

逆勾配を疑いましたが、どうにもそうは見えないので、何が原因なのでしょうか。教えていただけたら幸いです。

2025204rei.ipro
iRICでは、添付されたファイルの安全性を保証しておりません。

コメント

  1. KeitaHoshino より:

    Iwao.M 様

    こんにちは、プロジェクトの添付ありがとうございます。
    おかげで状況がすぐ把握できました。

    まず原因ですが、格子のインデックスI(流下方向)の順番が逆になっているためです。
    Nays2DH含む多くのソルバーではI=1(上流端)から水が流れるようになっていますが、添付頂いたプロジェクトでは下流端がI=1となっており下流端から水が流入している状況です。

    格子は「横断測量データから生成」を使用して作成されておりましたが、おそらく横断測量データをインポートする際に測線の順序が反転していたため、作成された格子も上下流反転しているものかと思われます。
    どのような形式の横断測量データをインポートされているかはわかりませんが、*.riv形式でデータをお持ちであればおそらくインポート時に以下のようなダイアログで横断測線の並び順を入れ替えることができますので、上下を入れ替えてインポートして再度「横断測量データから生成」機能で格子を作成されれば正常な格子が作成されるはずです。

    添付プロジェクトから*.riv形式でエクスポートした横断測量データを「上流側から下流側へ」と「下流側から上流側へ」でそれぞれ読み込み格子を作成すると以下のようになります。格子作成時に「開始横断線」が上流側になっていれば正常と覚えていただければ大丈夫かと思います。


    「前まで問題なかったが河道を少し短くした添付ファイルでは、上流と下流が入れ替わったような形になった」という問題に関してですが、河道を短くする際に横断測量データを編集し、下流端の断面の名前を「15+16.0」に変更しませんでしたか?
    iRICではインポートする際に、断面名がすべて数値であれば数値の大きさによって断面の順番を自動で認識してくれるのですが、添付ファイルのプロジェクトにインポートされているような断面名に数値以外が混ざったデータだと上流側、下流側を自動で認識できないのでユーザーが並び順を上記のように指定してあげる必要があります。なのでおそらくこれが原因であると思われます。
    並び順の指定が煩わしいようであれば、断面名をすべて数値にしてみてください。

    どうぞお試しください。

    • Iwao.M より:

      無事解決しました。非常に丁寧にご説明いただきありがとうございます。
      仰るとおり*.riv形式データのインポートの際の設定と、断面名に数値以外を入れた結果、気づかないうちに流下方向を反対に指定してしまったようです。
      断面名を「15+16.0」から「15.8」のように数値に変換することで、自動で流下方向を認識するようになりました。
      大変助かりました。重ねてお礼申し上げます。

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