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Nays2DFloodの堤防設定、建物占有率についての質問

  • 2025年10月31日
  • bb35522024

お世話になっております。
Nays2DFloodに関して2点ご質問がございます。

・氾濫解析を行う際、地形データ(国土地理院標高タイル DEM10B)には、河川の堤防は考慮されているのでしょうか。
それとも、別途「障害物セル」で設定する必要があるのでしょうか。

障害物セルを堤防として見立てた場合、その高さの設定が行えないので、もし障害物セルを堤防として設定する場合は、どのように設定すればよいかご教示いただけますと幸いです。

・背景画像(国土地理院(写真))に住宅などの建物が載っていても、建物占有率を設定していない箇所では建物がない土地として計算されるのでしょうか。

お分かりの方がいらっしゃいましたら、解説をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。

コメント

  1. minagawa より:

    bb35522024様

    ①地形データが河川の堤防を考慮しているのか
    地形データは、座標と標高が入っているだけなので、任意の場所が河川の堤防か否かは区別されていません。
    なので、河川の堤防高が考慮されているか(堤防高が解像されているか)は、地形データの解像度に依存すると思います。
    堤防高が解像されているか否かは、地形データを格子にマッピングした後に、格子の標高を属性ブラウザで確認したり、断面をとってみるとよいと思います。

    ②堤防は障害物セルとして設定すべきか
    堤防の構造形式は、堀込構造と築堤構造があると思います。
    堀込構造であれば、破堤はしないので、障害物セルにする必要はなく、格子に堤防高が入っていればよいと思います。
    築堤構造であれば、破堤を考慮する場合、破堤セルとして設定する必要があると思います。
    破堤セルは、破堤開始後に障害物セル(高さ無限)から、通常セルに切り替えるようなものだったかと思うので、破堤させるセルには、破堤後の標高を入れる必要があります。
    私は堀込構造での計算しか経験してないので、どこを破堤させるかの判断や、破堤後の標高をどう求めるかについてはわかりません。
    堤防を単純に障害物セル(高さ無限)に設定すると、全く氾濫しなくなるので、堤防の構造形式を確認して適切に設定をしてください。

    ③建物の占有率について
    背景画像に住宅などの建物があっても、iRIC上で自動で建物の占有率を設定したり、建物の影響を考慮する機能は無いと思います。
    なので、建物の影響を考慮する場合は、自分で建物の占有率データを作る必要があります。
    建物の占有率データをちゃんと作りたい場合は、以下のURLを参考にすると良いです。
    https://qiita.com/Kazutake/items/fcd88cbf4dbdff771f4e

    いちユーザーの経験談みたいなものですが、参考になれば幸いです。

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