Nays2DHにおいて、横断測量図から生成した格子で計算エラーが発生する件についてご相談いたします。
格子のライン等を確認しましたが特に問題は見当たりませんでした。エラーメッセージは以下の通りです。
Nays2DH on iRIC 4.x
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AKEBAYASHI, Kyoto Univ., Japan, All Right Reserved
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Calculation is failure!
一方、汎用格子生成ツールで生成した格子では、エラーは発生しません。
ただし、汎用格子生成ツールでは川幅が大きく変化しているおり堤内側まで格子が作成されるため、河川内のみをメッシュで解析したいと考えております。
原因が分からず困っておりますので、ご教授いただけると幸いです。
コメント
shingo様
こんにちは
さくっと見てみましたが、横断側線でいうと2380、2340付近で隣り合う格子のサイズが大きく変化している箇所があるのでそこが原因だと思います。
以下の資料にも書いてありますが、隣り合う格子のサイズの比は小さくしたほうがいいです。
iRICを操作する上での注意点について
https://i-ric.org/download/iric-notes/
横断データから格子を作る機能は格子の中心線に横断データの河道中心線を使うので、中心線と左右岸との距離に差がある上記のような場所では格子幅の比が大きくなってしまいます。
まずできる対策としては以下が考えられます。
・横断測量データから格子を作成する機能を使用したい場合
見たところ横断データから点群を作成しそのレイヤが一番上にある(=下の横断データよりも優先して使用される)ので、横断測量データの河道中心線を河道の中心ではなく格子範囲の中心を通るように変更してから格子を生成する。これで左右の格子幅のバランスがよくなります。
・他の格子生成ツールを使用してもいい場合
汎用格子生成ツールを使用すると堤内まで含まれるとおっしゃっていますが、汎用格子生成ツールは格子範囲を自由に変更できるので低水路内のみ格子を作成することが可能です。「ポアソン方程式を解いて格子を生成」を使ってみるのもよいかもしれません、汎用格子生成ツールよりも簡易にいい感じの格子を作ってくれます。
汎用格子生成ツールでそれっぽく格子を作ったら計算が回ったのでiproを添付します。
https://i-ric.org/webadmin/wp-content/uploads/2025/07/tokitukawa-oudannyorisakusei_fix.ipro
KeitaHoshino様
御回答いただきありがとうございます。
汎用格子生成ツールは格子範囲を自由に変更できるんですね。
早速試してみます。