卒業研究で本ソルバを使用しております。 タイトルの通り、降雨量データとしてXrain解析雨量の使用を考えています。
入力降水量データとして、ソルバ内でXrainを選択して計算を実行したところ、「Xrain Mapping Error!」と表示されました。
手元のXrainデータをどのようにすれば、うまく計算が実行できるのかを教えていただければ幸いです。
以下にxrainのデータフォーマットに関する記載があります。ご確認ください。 https://iric-gui-user-manual-jp.readthedocs.io/ja/latest/06/04_xrain.html?highlight=xrain#xmp-xrain もしそれでもダメだったら、おそらくiRICのGUIに関する問題だと思うので、”一般”でその状況を再度質問してください。
こんにちは。私もXrainデータをNays2D Flood に反映させるのに色々と手探りで試しておりました。以下、参考になれば幸いです。
Xrainデータを雨量データとして反映させる方法として2種類あります。 (1) 九州地方・中国地方などのエリア別に収録された生データを入手し、生データを反映させる方法 (2) 計算領域に合わせてトリミングしたデータを入手し、netcdf形式に変換したデータを作成する方法
以前、フォーラムに投稿した際に、Xrainデータの観測雨量を入れて計算すると、出力されれる降雨強度の値が10分の1となる問題が未解決のまま残っています。 その点を考えると、(2)の方法で取り込むことをお勧めします。
データは、東京大学の DIAS サーバ http://apps.diasjp.net/xband/ より、計算領域に適した範囲・期間のデータをリクエストすると良いでしょう(csv 形式・zip 圧縮でリクエストすると使いやすいと思います)。データ変換は、python を使って csv 形式データを平面2次元データとして読み取り、観測時刻を組み込んだ netcdf データとして保存するプログラムを作成し、実行すると良いでしょう。csv ファイル内のデータを読み取った際に、降雨強度の値を10倍したものをnetcdf データの降雨強度として保存してください。保存した netcdf データを xrain データとして取り込む際に、ファイル形式を netcdf ( *.nc )ファイルと選択して、該当のファイルを開いてください。
Xrain生データをNays2D Flood に取り込む際に、生データから netcdf 形式のデータに変換を行ってから、前処理データとして登録されているようです。観測期間が長すぎたり、範囲が広すぎたりして、netcdfに変換された中間データが、一定以上の容量(4GB??)を超えると、変換処理に失敗して先に進めないという問題があります。エリア全域をカバーしている毎分生データだと1時間余りで容量オーバーしてしまいます。
作業の際には、他の地物情報の属性(上流側の流量を入力する格子など)を登録し、X-rainデータを入れる前の段階で、プロジェクトをひな形として保存しておきましょう。X-rainデータを一度取り込むと、他の時間帯のデータへの書き換えができません(バージョン更新の際に改善されることを期待します)。同じ領域で降雨データを入れる際には、別のプロジェクトを作成してそちらに取り込む作業が必要となります。ひな形となるプロジェクトを作っておけば、プロジェクトを別名保存して取り込むことで、作業の手間が省け、効率的にできると思います。
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以下にxrainのデータフォーマットに関する記載があります。ご確認ください。
https://iric-gui-user-manual-jp.readthedocs.io/ja/latest/06/04_xrain.html?highlight=xrain#xmp-xrain
もしそれでもダメだったら、おそらくiRICのGUIに関する問題だと思うので、”一般”でその状況を再度質問してください。
こんにちは。私もXrainデータをNays2D Flood に反映させるのに色々と手探りで試しておりました。以下、参考になれば幸いです。
Xrainデータを雨量データとして反映させる方法として2種類あります。
(1) 九州地方・中国地方などのエリア別に収録された生データを入手し、生データを反映させる方法
(2) 計算領域に合わせてトリミングしたデータを入手し、netcdf形式に変換したデータを作成する方法
以前、フォーラムに投稿した際に、Xrainデータの観測雨量を入れて計算すると、出力されれる降雨強度の値が10分の1となる問題が未解決のまま残っています。
その点を考えると、(2)の方法で取り込むことをお勧めします。
データは、東京大学の DIAS サーバ http://apps.diasjp.net/xband/ より、計算領域に適した範囲・期間のデータをリクエストすると良いでしょう(csv 形式・zip 圧縮でリクエストすると使いやすいと思います)。データ変換は、python を使って csv 形式データを平面2次元データとして読み取り、観測時刻を組み込んだ netcdf データとして保存するプログラムを作成し、実行すると良いでしょう。csv ファイル内のデータを読み取った際に、降雨強度の値を10倍したものをnetcdf データの降雨強度として保存してください。保存した netcdf データを xrain データとして取り込む際に、ファイル形式を netcdf ( *.nc )ファイルと選択して、該当のファイルを開いてください。
Xrain生データをNays2D Flood に取り込む際に、生データから netcdf 形式のデータに変換を行ってから、前処理データとして登録されているようです。観測期間が長すぎたり、範囲が広すぎたりして、netcdfに変換された中間データが、一定以上の容量(4GB??)を超えると、変換処理に失敗して先に進めないという問題があります。エリア全域をカバーしている毎分生データだと1時間余りで容量オーバーしてしまいます。
作業の際には、他の地物情報の属性(上流側の流量を入力する格子など)を登録し、X-rainデータを入れる前の段階で、プロジェクトをひな形として保存しておきましょう。X-rainデータを一度取り込むと、他の時間帯のデータへの書き換えができません(バージョン更新の際に改善されることを期待します)。同じ領域で降雨データを入れる際には、別のプロジェクトを作成してそちらに取り込む作業が必要となります。ひな形となるプロジェクトを作っておけば、プロジェクトを別名保存して取り込むことで、作業の手間が省け、効率的にできると思います。