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2014.08.09

SRMとNays2DFloodの組合せて氾濫解析してみました!

一昨日、北海道北部で発生した豪雨では一部の河川で氾濫が生じました。

早速8/7にリリースされたiRICの流出解析モデル:SRMと氾濫計算モデル:Nays2Dを組合せて、氾濫解析をおこなってみました。

計算に利用したデータはすべて公開されているデータを用いています。

まず、流出解析です。

気象庁のHPから該当する降雨データを取得します
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

取得した降雨データをインプットとして、SRMで流出解析をおこない、氾濫が生じた河川への流出流量を算定します。

算定された流量を氾濫計算に使います。

氾濫計算には、地形データが必要です。

地形データは、国土地理院で整備をおこなっている基盤地図情報から取得します。
http://fgd.gsi.go.jp/download/

今回の計算には5mメッシュのデータを利用しました。
基盤地図情報で整備、公開されているデータは、地形計測がおこなわれたときに、水面より上になっている領域の標高データです。ので、計測時に水面下になっている領域のデータが欠損していることに注意して使います。

取得した地形データから計算格子を作成し、SRMで算定した流量を境界条件として、Nays2DFloodで氾濫計算を行いました。

結果は以下のとおりです。なお、ここではiRICの活用事例を示しており、計算結果の精度等については保証いたしません。

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