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iRICアップデートやリリース情報、その他関連情報をお届けいたします
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今日は、ウィルス対策ソフトとiRICソフトウェアについて書きます。
最近、どのPCにもウィルス対策ソフトがしっかり入っていると思います。自分のPCがウィルスに感染しないよう対策することは非常に重要なことです。がしかし、とりあえずウィルス対策ソフトをインストールすることで満足し、実際そのソフトがやっている対策内容には全く関心がないという人がほとんどだと思います。私自身もその一人です。
先日、iRICに以下のような問い合わせがありました。
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iRICの「多機能格子生成ツール」で格子を作成するとiRICが異常終了します。。。
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えっ!!かなり多くのユーザに利用いただいている機能ですし、講習会でも何度も利用している機能です。またバグ発生か?と思って自分のマシンで試してみたところ動きます。で、もう一台違うマシンで試してみると、直線水路 → できます。 sine-generated-curve →落ちます。気を取り直して、直線水路 → 落ちます。同じマシンで、同じ条件でやってもうまく格子ができる場合とできない場合があったのです。なんでやねん!ここで問題だったのが、必ず落ちるではなく、落ちる場合があったという点です。
iRICの開発者I君と何が原因だろうか?とバージョンやら、dllやら、コンパイルオプションやら、いろいろ確認しました。が、原因分からずです。わけわからない状態で一晩過ごし、再度気を取り直して。そういえばうまく動くマシンとうまくいかない場合があるマシンでは、ウィルス対策ソフトが違う。という点に気づき、ウィルス対策ソフトの設定を確認していみました。すると、うまくいかない場合があるマシンでは、「リアルタイムスキャン」がON、うまくいくマシンでは「リアルタイムスキャン」の設定はなしとなっています。怪しい!と思い。「リアルタイムスキャン」をオフに。
すると、格子生成が正常に動くようになりました!
もとはといえば、どんな機能がオンになっているかわからずインストールしている自分が悪いのかもしれませんが、本当に迷惑な話です。確認のためウィルス対策ソフトのページを確認してみると以下の記述ありました。
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「リアルタイムスキャン」では、パソコン上のファイルがアクセスされるたびにチェックを実行し、ウィルスやスパイウェアなどの脅威からパソコンを保護します。
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つまり具体的に何をやっているか分かりません。が今回の件に限っては、iRICが自動で作成する格子生成用のcgnファイルが怪しいファイルと認識され、勝手に削除されていたことが原因と考えています。格子生成用のcgnができる場合とできない場合があったため。
改めて書きます。PCのセキュリティを保護することは大事です。しかし、勝手にウィルスと認識して、勝手にファイルを削除するのは、その行為自体がウィルスなのではないでしょうか?少なくともなんらかのメッセージを表示してほしいものです。
皆さんもウィルス対策ソフトを入れていることと思います。iRICの動きがおかしいな。と思ったらウィルス対策ソフトの影響も考えてみてください。