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iRICアップデートやリリース情報、その他関連情報をお届けいたします
iRICアップデートやリリース情報、その他関連情報をお届けいたします
iRIC ユーザーの皆様
いつもiRICソフトウェアをご利用いただき有難うございます。
本日(2014年6月13日),iRICソフトウェアを更新しましたので,ご連絡させていただきます。
今回は,GUI機能およびソルバーが大幅に更新されていますので,以下ご確認の上,ご利用いただければと思います。
<更新内容>
1.GUIの機能追加バージョンアップ v2.2 → v2.3
2.Nays2DとMorpho2Dを統合したNays2DHがリリース
3.LESモデル,非定常3次元流れ計算モデルNays Eddyリリース
4.River2Dの日本語訳マニュアルリリース
以下,詳細です。
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1.GUIのバージョンアップ v2.2 → v2.3
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GUI(地理情報読込み・編集,格子生成,計算結果可視化機能など)のバージョンが,v2.2からv2.3になりました。新バージョン:v2.3で作成した*.iproファイルやプロジェクトファイルは旧バージョン:v2.2では読み込むことができません。ご注意ください。なお,旧バージョン:v2.2で作成した*.iproファイルやプロジェクトファイルは,新バージョン:v2.3で引き続きご利用いただけます。
なお,新バージョンには以下の機能が追加されています。
(1)背景画像の自動取り込み機能:
読み込んだ地形データの座標系を指定すると,Google Mapから航空写真や地図などを1クリックで取込むことができます。
詳しくは,ユーザマニュアルp.43をご確認ください。
(2)格子点・セルで定義された値の数値確認機能:
オブジェクトブラウザの「格子点の属性」または「セルの属性」上で右クリックし,「属性ブラウザの表示」を選択すると,格子点またはセルで定義された各値を数値で確認することができます。 詳しくは,ユーザマニュアルp.58をご確認ください。
(3)動画自動出力機能:
「計算結果連続スナップショット」機能で出力された画像を繋ぎあわせた動画を自動的に作成できるようになりました。
詳しくは,ユーザマニュアルp.33をご確認ください。
(4)横断図重ね合わせ機能:
複数の横断図を読込,断面図を重ねあわせることができるようになりました。詳しくは,ユーザマニュアルp.90をご確認ください。
(5)その他:
・大規模データの処理を高速化しました。これまで以上に大規模データの取り扱いが容易になりました。
・コンター表示色を細かく設定できるようになりました(ユーザマニュアルp.73)。
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2.Nays2DとMorpho2Dを統合したNays2DHがリリース
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Nays2DとMorpho2Dの機能を統合したNays2DHがリリースされました。
<https://i-ric.org/ja/software/18>
Nays2DHのリリースに伴い,今後Nays2DとMorpho2Dは以降更新しないこととし,Nays2DHに機能追加,更新を行っていく予定です。
【注意】
Nays2DHは従来のNays2DおよびMorpho2Dの計算ファイル(.iproファイルおよびproject.xmlファイル)を読み込むことができません。
そこで,Nays2DやMorpho2Dを引き続きご利用いただける環境を準備しています。Nays2DまたはMorpho2Dを引き続きご利用されたい方は,以下の方法でご利用いただければと思います。
◆Nays2D,Morpho2Dを個別にダンロード,インストールする手順:
手順1:iRIC WebサイトからNays2DまたはMorpho2Dのソルバーファイル一式をダンロードする
Nays2D:https://i-ric.org/ja/software/1
Morpho2D: https://i-ric.org/ja/software/3
手順2:ダンロード後,以下のファイルをご確認いただきインストールする
https://i-ric.org/ja/download/get/6m3HLY
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3.LESモデル,非定常3次元流れ計算モデルNays Eddyリリース
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LESモデル,非定常3次元流れの解析ソルバー:Nays Eddy(英語版)がリリースされました。
<https://i-ric.org/ja/software/17>
Nays Eddyは,北海道大学のMohamed Nabi氏よりご提供頂いた直交座標系で有限体積法を用いた構造格子による解析ソルバーです。3次元流れの計算にLarge eddy simulation (LES) を用いており,RANS (Reynolds Averaged Navier-Stokes Simulation models) モデルを用いた解析ソルバーに比べて複雑な地形がもたらす乱流流れを高精度で計算できる点に特徴があります。
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4. River2D(英語版)の日本語訳マニュアルリリース
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River2Dの日本語訳マニュアルがリリースされました。日本語訳マニュアルは,山口大学の関根雅彦先生よりご提供頂きました。
<https://i-ric.org/ja/software/9>
以上です。
iRIC研究会では,ユーザーの皆様にとって利用しやすいソフトウェアであることを第一に,今後もiRICソフトウェアの発展に努めてまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
なお,ご不明な点等ございましたら,お気軽に下記ページからお問合せいただければと思います。
https://i-ric.org/ja/contact