たいへんお世話になっております。有難うございます。さて、以下の問題をNays2DHでの計算中に気づきました。添付画像の上部はオブジェクトブラウザでの地形高表示、下部は可視化ウインドウでのElevation表示です。勾配0.001の一定勾配水路です。可視化ウインドウは半透明表示なので色は薄いですが、その点を除いても、オブジェクトブラウザでは最大標高0.1と最低標高0の中間を示す緑色が使われていません。2色グラデーションになっているように思われます。地形高の表示色設定では値の範囲は自動、カラーマップも最上段が選択されています。ちなみに、添付画像はiRIC v4のものですが、v3でも同様になります。ご確認いただけませんでしょうか。なおこの地形は以下の簡単なtpoファイルをインポートしたものです。
-1.000 -1.000 0.101
101.000 -1.000 -0.001
101.000 11.000 -0.001
-1.000 11.000 0.101
よろしくお願いいたします。
コメント
いつもiRICをご利用いただき、ありがとうございます。
お問い合わせいただいた件、ご回答いたします。
ご質問いただいた件は、iRICの仕様上、想定通りの結果です。
iRIC では、地形高や格子の値で色を付けて面塗り描画する場合、以下の仕様で色が塗られます。
1. カラーマップに基づき、値が定義された位置での色を決める。
(今回添付いただいた *.tpo の場合、 0.101 のところは赤、-0.001 のところは青となります)。
2. OpenGLの機能を使い、三角形の集合体として面を塗る。面の内側の
色は、値が定義された三角形の頂点における色を、R, G, B それぞれについて線形補間して決める。
(今回添付いただいた *.tpo の場合、頂点の色が 赤 (255, 0, 0)、青 (0, 0, 255)なので、
例えば真ん中あたりであれば R, G, B それぞれについて平均値を取った結果
(128, 0, 128) などになり、黄色ではなく紫になります。
例えば以下のように、最大値と最小値の間の値を持つ点があるデータであれば、
カラーマップから想像される通り色で表示されます。
-1.000 -1.000 0.101
-1.000 11.000 0.101
25.00 -1.00 0.075
25.00 11.00 0.075
50.00 -1.000 0.050
50.00 11.000 0.050
75.00 -1.00 0.025
75.00 11.00 0.025
101.000 -1.000 -0.001
101.000 11.000 -0.001
カラーマップに従って色が決められるのはあくまで値が定義された点で
あって、点を結んだ三角形の内側は、カラーマップの設定に関わらずRGBの線形補間
で色が決まる、という点がポイントです。
表示色について不自然に感じられたとのこと、ごもっともではありますが、
GPUによる高速な描画を行うため OpenGL を利用するソフトウェアにおいては上記仕様は
一般的であり、ご理解いただけると幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
仕様という事で理解いたしました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。