今週はバンコク市内の2つの大学と2つの政府機関を訪問して，それぞれで講演をしてきました．大学はKasetsart大学とChulalongkorn大学，政府機関はHydro and Agro Informatics InstituteとDepartment of Water Recourceです．講演ではiRICの紹介をしましたが，タイではすでにiRICのことは皆さんご存知で，ヘビーユーザーの方も多くいらっしゃいました．すでに2015年と2017年の2回iRIC講習会を開催しており，それ以外にもタイに行く度にiRICの伝道を行って来た結果でしょうか．でも何といってもKing Monkut大学のSanit先生がヘビーユーザーで彼の解析結果があちこちで紹介されているようでした．ただ，バンコク市内の水害解析を行う場合，地下水路（下水道や地下道）が考慮出来ることが切望されているようで，次のステップとして都市部の洪水解析への対応を考えさせられました．
講習会の要望も多く，最近新庁舎へ移転したHydro and Agro Informatics Instituteでの講習会を強く要望されました．この役所はDirectorのDr. Statからタイ全土でのリアルタイム洪水予測システムへのiRICの組み込みを強く望まれ，何とか協力出来ないかと考えております．

とにかくタイは水害や水資源問題は国家的な重要問題なのでiRICもとても好意的に受け入れられております．タイの皆様の期待に応えれれるように頑張りたいです．
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