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iRICアップデートやリリース情報、その他関連情報をお届けいたします
iRICアップデートやリリース情報、その他関連情報をお届けいたします
本日iRICソフトウェアを更新しました。今回の更新は以下のとおり盛りだくさんですよ!
1.主な機能追加
○格子形状・属性をCSV形式でインポート/エクスポートする機能
格子形状だけでなく、格子属性を含めてCSV形式でインポート/エクスポートできる機能を追加しました。この機能を利用するとiRIC外のプログラムで利用していた計算格子をiRICに取り込み計算することができます!
○ラスタデータの読込機能(時系列含む)
ラスタデータとして配布等されている標高や土地利用、落水方向などのデータを地理情報として読込み、計算格子にマッピングできるようになりました。さらに降雨データなどの時系列データも同様に読込み、計算格子にマッピングすることができます。
形式は、バイナリ形式としてGeoTIFF、テキスト形式ではArc/Info ASCII形式です。ただし、現状実数値しか読み込めないようになっています。。。
○可視化ウィンドウ上に任意文字や計算結果数値を表示する機能
可視化ウィンドウ上に「任意の文字列」、および、「流量やある格子点の水深、流速などの計算結果数値」を表示できるようになりました。 JavaScriptで表示設定します。
○Esri シェープファイル(Shapefile)ファイルの読込高速化
数万、数十万あるポリゴンデータこれまで読込に時間かかっていたのですが、高速に読込できるようになりました!
○任意断面の抽出、データエクスポート機能
2次元の計算結果を河道中心線や格子線ではない任意横断面で抽出し、断面図をグラフ化したり、そのデータをエクスポートできるようになりました。
○「河川定期縦横断データ作成ガイドライン」の横断データ読込機能
平成20年5月 国土交通省河川局から公開された「河川定期縦横断データ作成ガイドライン」に沿って作成された横断測量成果のデータを直接読み込むことができるようになりました。
○年月日時刻の表示機能
これまで計算時刻は計算内時間の表示でしたが、開始の年月日時刻を指定することにより、年月日時刻の表示ができるようになりました。
2.その他軽微な改良
・動画出力形式の変更
これまでwmv形式での出力だったのですが、mp4形式で出力するようにしました
・ストリートビュー用Google Earth出力
これまでKML形式での出力だったのですが、KMZ形式で出力するようにしました。
・時刻、タイトル、距離計測のフォント設定
これまで時刻やタイトル、距離計測のフォントが固定されていて見づらい。なんてときがありましたが、フォント設定できるようになりました。
・メニューバーに「計算条件」を常時表示
これまで可視化ウィンドウ表示時、メニューバーに「計算条件」が表示されていなかったのですが、「計算条件」を常時表示するようにしました。
・河川横断測量データ(rivデータ)の読込みエラーチェック
rivデータのエラーチェック、警告表示機能を追加しました。
・計算条件ダイアログ
計算条件ダイアログのグループ表示領域を広げることができるようになりました。
・コンソール画面の表示行数を拡張
コンソール画面の表示行数を最大10000行まで表示できるようにしました。設定画面から設定できます。
・パーティクル発生タイミングの指定
これまでパーティクルは一定時間間隔で発生するという設定になっていましたが、発生タイミングを指定できるようになりました。例えば、初期の1回だけパーティクルを発生させるということができます。
3.ソルバー開発者用の機能
○格子点だけでなく、セル、エッジで定義された計算結果を出力する機能
○ソルバーから文字列型の計算結果を出力する機能
○グループごとにパーティクルを出力する機能
4.不具合修正
以下の不具合を修正しました。
5.iRICソフトウェアの更新方法
1)「メニュー>オプション>メンテナンス」をクリック
2)「iRICを閉じてiRIC Maintainanceを起動」をクリック
※このとき他にも起動しているiRICソフトウェアがある場合は終了してください。
3)iRIC Softwareメンテナンスのウィザードがたちあがります
4)「コンポーネントの更新」をチェックし「次へ」をクリックすると、更新内容を確認することができます
5)「次へ」をクリックし、画面遷移後「更新」をクリックすると更新が始まります。
6)「iRIC Softwareのウィザードの完了」という画面が表示されます。
7)「完了」をクリックして終了してください。
※「再起動」をクリックすると更新状況を再度確認することができます。