FreeBird ユーザーマニュアル¶
FreeBirdとは¶
FreeBirdは、河川・開水路における3次元流れをシミュレーションするiRICソルバーです。σ座標系を用いた3次元有限差分法により、自由水面を有する複雑な流れ場を計算します。
OpenMP並列化による高速計算に対応しており、大規模3次元格子においても実用的な計算時間での実行が可能です。
このマニュアルで説明する機能¶
障害物セル (Obstacle Cell)¶
河床から水面まで全層をブロックする固体セルです。橋脚・護岸基礎など、流れを完全に遮断する構造物の表現に使用します。
旧バージョンの Obstacle Top Elevation(天端高さ)設定は廃止されました。 部分高さの構造物には Structure BC を使用してください。
構造物BC (Structure)¶
指定した天端高さ以下のσ層を固体とする境界条件です。堰・護床工・橋台など、部分的な高さを持つ構造物の3次元表現に使用します。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 設定方法 | ポリゴンでセルを面的に選択 |
| 主なパラメータ | Structure Top Elevation(天端標高) |
| 越流 | 天端高さ以上は流れが通過 |
構造物カルバート (Structure Culvert)¶
Structure BC で定義した構造物の壁面に暗渠(カルバート)の開口部を設定する境界条件です。i方向・j方向の2種類があります。
クイックスタート¶
1. iRIC でグリッドを作成
2. 完全固体の構造物 → Cell Attributes で Obstacle Cell を設定
3. 越流可能な構造物 → Boundary Conditions で Structure BC を設定
4. 構造物に暗渠あり → Structure Culvert BC を追加設定
5. 計算実行